トランプ新政権、パリ協定再離脱を発表 物価高抑制へ石油・天然ガスを増産「世界に輸出」
産経ニュース / 2025年1月21日 5時20分
【ワシントン=塩原永久】トランプ米新政権は20日、優先的に取り組む政策の文書を発表し、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から再離脱すると明らかにした。石油や天然ガスの新規開発を後押しし、産出を増やす目的で規制の撤廃と削減に力を入れる。
トランプ新大統領は20日の就任演説で、エネルギー価格が物価高を招いており「国家エネルギー非常事態を宣言する」と述べた。米国に埋蔵される石油・ガスは世界最大規模で「液体の金」だと表現し、「世界各国へ輸出する」とした。インフレが庶民の重荷になっており、物価高の解消を急ぐ方針も示した。
また「米国は再び製造業立国になる」と宣言。バイデン前政権が注力した電気自動車(EV)の普及策を撤廃すると表明した。
トランプ氏は、貿易相手国に対する関税強化の方針を示し、米国の労働者と家族を守るため貿易制度を見直すとした。関税によって「市民を豊かにする」と述べ、関税など海外からの収入を徴収する「外国歳入庁」を新設する方針も示した。
新政権によると、トランプ大統領は「米国第一貿易政策」を発表するという。関税発動の詳細などを明らかにする可能性がある。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「黄金時代の始まり」宣言=トランプ米大統領が就任―「米国第一」再び、国境・エネルギー政策を大転換
時事通信 / 2025年1月21日 8時44分
-
パリ協定離脱、EV普及策撤回=石油増産で物価引き下げ―トランプ氏
時事通信 / 2025年1月21日 7時47分
-
トランプ氏「誇り高く、繁栄し、自由な国に」 就任演説で米国第一鮮明 領土拡大にも意欲
産経ニュース / 2025年1月21日 6時28分
-
トランプ次期大統領、就任初日に大統領令約100本に署名の方針
日テレNEWS NNN / 2025年1月20日 12時38分
-
「エネルギー支配」へ規制緩和=大統領令発表も―トランプ次期米政権
時事通信 / 2025年1月15日 15時31分
ランキング
-
1取り調べ拒否の尹韓国大統領に捜査当局が強制検討 家族との接見拒否は「腹いせ」と弁護団
産経ニュース / 2025年1月20日 18時49分
-
2トランプ氏、第47代米大統領に就任 国境管理の厳格化やエネルギー増産の非常事態宣言へ
産経ニュース / 2025年1月21日 2時2分
-
3尹大統領が弾劾審判に出席へ、戒厳令宣布の正当性を主張か…地裁侵入のユーチューバーら90人を拘束
読売新聞 / 2025年1月21日 0時11分
-
4米国は「パナマ運河取り戻す」、トランプ氏就任演説で
ロイター / 2025年1月21日 7時46分
-
5フィリピン「中国人スパイ逮捕」 車載機器に軍基地映像
共同通信 / 2025年1月20日 21時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください