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トランプ氏、第47代米大統領に就任 国境管理の厳格化やエネルギー増産の非常事態宣言へ

産経ニュース / 2025年1月21日 2時2分

【ワシントン=塩原永久】米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏(78)が20日(日本時間21日未明)、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第47代大統領に就任した。トランプ新政権高官によると、トランプ氏は就任後に国家非常事態を宣言し、国境管理の厳格化やエネルギー増産などの公約実現に乗り出す。バイデン民主党政権が取り組んだ多様性を推進する政策も取りやめるとしている。

新政権高官は20日、メキシコ国境の管理強化などを巡り、トランプ氏が就任後に10本の大統領令を出すと明らかにした。非常事態を宣言して軍の動員を可能にする。多様性・公平性・包括性(DEI)を推進する政策を停止する方針だとした。

米メディアによると、トランプ氏は20日、宣誓後の就任演説で「国家として成功する新時代の幕開けだ。変化の波が国を覆い尽くそうとている」と話す見通し。国民の統合と融和のメッセージを打ち出すという。

トランプ氏は19日、ワシントンの屋内競技場で開いたイベントで、不法移民を巡り「米国史上、最大の強制送還を始める」と述べた。経済政策にも触れ、外国への関税強化で「何千もの工場を米国に戻す」と訴え、減税や物価の大幅引き下げを約束した。

当初屋外で予定された20日の就任式は、厳しい寒さが予想されるため議会議事堂の屋内の円形広間に変更された。厳寒を理由に屋内で開かれるのは1985年のレーガン大統領(第40代)以来40年ぶり。

トランプ氏は20日朝、教会で礼拝した後、ホワイトハウスでバイデン大統領の出迎えを受け、その後、バイデン氏と同じ車で連邦議会に出発。就任式ではロバーツ最高裁判所長官の前で聖書の上に手を置き、職務を誠実に遂行することを誓った。宣誓後に演説する。

副大統領にはJ・D・バンス前上院議員(40)が就いた。

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