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共和党重鎮の息子がトランプ氏の国立墓地撮影を批判 「違反行為、衝撃受けた」

産経ニュース / 2024年9月4日 7時15分

【ワシントン=渡辺浩生】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領がアフガニスタンで3年前に起きたテロの犠牲兵士の追悼で首都近郊の国立墓地を訪れた際の動画が公開されたことについて、共和党の故マケイン上院議員の息子ジミー氏が3日放映のCNNテレビのインタビューで「違反行為」と批判した。

トランプ氏は8月26日、アフガニスタン駐留米軍の撤収作業中に首都カブールの空港近くで起きた自爆テロで米兵13人が死亡してから3年の節目に、アーリントン国立墓地の追悼式典に遺族らと出席。その模様を陣営が撮影した動画が公開され、墓地で禁じられた「選挙活動」にあたるとの批判が高まっている。

ジミー氏は海兵隊とアリゾナ州兵として17年間の軍歴で、イラクとアフガニスタンに従軍し現在は情報将校。墓地に埋葬された男女は選挙活動に使われるかどうかを「選べない」とし、「国家に尊い犠牲を払った人々」が尊重されるべきだと強調。動画に「衝撃を受けた」と述べた。

マケイン氏は海軍士官としてベトナム戦争に従軍し捕虜から帰還した英雄。2008年大統領選の共和党候補で18年に死去。トランプ氏は生前のマケイン氏を「敗者」などと批判した。ジミー氏は無党派だったが、数週間前に民主党に登録したとし、ハリス副大統領に投票する考えも示した。

トランプ氏は国立墓地でイラクやアフガニスタンで死亡した兵士らが眠る区域に足を運び、その様子を陣営が撮影。「選挙活動は禁止」と注意した職員と口論となった。墓地を管轄する陸軍は「職員は突き飛ばされた」と声明で指摘した。

トランプ氏は一連の批判について「ハリス副大統領にでっち上げられた」と反論。国立墓地訪問は、混乱を極めた米軍撤収の判断を下したバイデン大統領とハリス氏を批判し、兵士の遺族に寄り添う姿を印象付ける狙いがあったが、ハリス氏から「聖地への侮辱」と逆批判されている。

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