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ブリンケン氏が王毅氏と会談 米中首脳対話調整 台湾、南シナ海、ウクライナでは平行線

産経ニュース / 2024年9月28日 12時44分

【ニューヨーク=平田雄介、北京=三塚聖平】ブリンケン米国務長官は27日、中国の王毅共産党政治局員兼外相とニューヨークで会談した。ブリンケン氏は会談後に単独で記者会見し、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席の意思疎通を図ることの重要性で合意したと表明。「数週間、数カ月内」の首脳対話の実現を期待すると述べた。

首脳間の電話会談のほか、11月のペルーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議やブラジルでの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた対面会談を模索するとみられる。

ブリンケン氏によると、王氏との会談では、南シナ海での中国の「危険で不安定な行動」に強い懸念を示し、偶発的な衝突から生じる危機拡大を避けるための軍同士の意思疎通の改善などを議論した。台湾海峡の平和と安定維持の重要性も伝えた。

一方、中国外務省によると、領有権を巡りフィリピンとの対立が激化している南シナ海問題で、王氏は「中国は当事国との対話・協議で不一致を解決することを堅持している」と表明。米国の関与を拒む姿勢を示した。台湾問題に関しても、台湾への武器売却を停止し「中国の平和統一を支持すべきだ」とした。

同時に王氏は、米中関係について「悪化を止めて安定させることは両国民の利益に符合し、国際社会の期待に沿うものだ」と関係の安定化を呼び掛けた。

ブリンケン氏は会見で、中国政府がウクライナ和平を望むと主張する一方で、ロシアに対し兵器生産に使うことのできる工作機械や電子機器を輸出しているのは「腑に落ちない」と批判した。

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