米共和党副大統領候補バンス氏夫人のウシャさん インド系移民二世の弁護士

米共和党の副大統領候補となったＪ・Ｄ・バンス上院議員（左）と妻のウシャさん＝１７日、ウィスコンシン州ミルウォーキー（ＡＰ）

１１月の米大統領選に向け、共和党の副大統領候補となったＪ・Ｄ・バンス上院議員の妻、ウシャさん（３８）は、インド系移民二世の弁護士。連邦最高裁で保守派のロバーツ長官の助手を務めた才女だ。

バンス氏とは東部の名門エール大法科大学院で出会った。米国の若手弁護士にとって、最高裁長官の助手を務めるのは最高の栄誉。バンス氏は米メディアの取材で、ウシャさんを「素晴らしい。私よりずっと多くのことを成し遂げてきた」と繰り返し、たたえてきた。

ウシャさんは、微生物学者の母とエンジニアの父を持ち、西部カリフォルニア州サンディエゴで育った。エール大を経て英ケンブリッジ大大学院で修士号を取得。法科大学院在籍中は、法学雑誌の編集にも携わった。２０１４年にバンス氏と結婚し、子供３人を育てている。

バンス氏が副大統領候補指名を受けた１５日、ウシャさんは「家族の世話に集中する」として、勤務先の弁護士事務所を辞めた。（ミルウォーキー　平田雄介）