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米民主党の下院議員、バイデン氏に大統領選からの撤退を要求 党内で進退巡り意見分裂

産経ニュース / 2024年7月3日 17時20分

【ワシントン=坂本一之】11月の米大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)の進退を巡り、同党のドゲット下院議員は2日、選挙戦からの撤退を求める声明を発表した。民主党連邦議員が撤退を公に要求したのは初めて。2016年大統領選で民主党候補指名を目指したサンダース上院議員は処方薬の価格引き下げを求める寄稿文をバイデン氏と連名で発表し連携姿勢を示すなど、党関係者で意見の分裂が起きている。

ドゲット氏は声明で、バイデン氏が6月27日の候補者討論会で共和党のトランプ前大統領(78)の「噓を暴けなかった」と指摘。「多くの政策実績」も示せず、劣勢にある支持率の挽回につながらなかったとして、「困難な決断を望む」と撤退を要求した。米メディアによると、民主党関係者の中には週内の撤退表明を求める声もある。

米CNNテレビが2日公表した討論会後の世論調査では、大統領選で民主党がバイデン氏以外の人物を候補にした方が勝てる可能性が高いと回答した人は75%に達した。

これに対し、民主党急進左派の中心的存在であるサンダース氏は2日、米紙USAトゥデー(電子版)にバイデン氏と連名で寄稿文を掲載。価格が引き下げられるまで「休んではいけない。共に前進しよう」と述べ、今後も政策実現で協力する姿勢をアピールした。

バイデン氏は2日、ワシントン近郊での資金集めの集会で、6月27日の候補者討論会について、複数の欧州外遊で疲労が蓄積していたと弁明。「あまり賢明ではなかった。スタッフの意見を聴いていなかった」と悔やみ「ステージの上で眠りそうだった」と語った。

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