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米大統領選 バンス氏が共和党副大統領候補指名受諾演説 トランプ氏の下で「結束」訴え

産経ニュース / 2024年7月18日 16時58分

17日、米ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた共和党大会で演説するバンス上院議員(AP)

【ミルウォーキー=平田雄介】11月の米大統領選に向け、共和党が中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の全国大会は3日目の17日、副大統領候補に正式指名されたJ・D・バンス上院議員(39)が指名受諾演説を行った。銃撃事件から生還し、求心力を高めるトランプ前大統領(78)の下で「結束」して民主党に勝利し、「米国を再び偉大にしよう」と呼びかけた。

バンス氏は、産業空洞化でかつての繁栄が失われた「ラストベルト(さびた工業地帯)」と呼ばれる中西部のオハイオ州の貧困家庭の出身。トランプ氏は、バンス氏の起用で中西部の労働者層を取り込み、民主党のヒラリー・クリントン氏を破った2016年大統領選の再現を期している。

バンス氏は、自らを首都ワシントンの政治エリートから「忘れられた人々」と位置づける。受諾演説では、上院議員や副大統領を務めた民主党のバイデン大統領は自由貿易を支持し、「多国籍企業にビジネスを明け渡した」と批判した。

トランプ前政権が「この流れを押し戻した」とたたえる一方、バイデン政権は不法移民の大量流入や薬物の蔓延、国民を苦しめるインフレを招いていると主張。「米国民の利益を第一」に考えるトランプ氏の返り咲きを、「米国は必要としている」と強調した。

演説に先立ち、東部ニューヨーク州出身の友人で大富豪のトランプ氏の長男として育ったジュニア氏と、西部カリフォルニア州の中流家庭出身の妻ウシャさんが、バンス氏の人柄を紹介。都市と地方で価値観が分かれる米国民の「結束」は可能だと演出した。

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