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バイデン氏、撤退論で割れた「党の団結が必要」 米選挙戦断念で演説

産経ニュース / 2024年7月25日 11時8分

ホワイトハウスの執務室から演説するバイデン米大統領=ワシントン(AP)

【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領(民主党)は24日、ホワイトハウスの執務室から国民に向けて演説し、11月の大統領選から撤退した理由について「新しい世代にバトンを渡すことが最善の道だと決断した」と述べた。来年1月の大統領任期まで生活負担の軽減や経済成長に取り組み、ロシアや中国などの問題にも取り組む姿勢を示した。

バイデン氏は演説で「米国は転換点にある」と語り、トランプ前大統領が共和党候補として出馬する11月の大統領選が米国の行方を左右することを強調。自身への選挙戦撤退を求める声で民主党が分裂したことを踏まえ、「党を団結させる必要があることがはっきりした」と出馬を辞退した理由を語った。

世代交代で「新しい声、若い声」を有権者に届ける重要性を訴え、それが「米国を団結させる最善の方法だ」と述べた。

国際情勢に関しては、ロシアによるウクライナ侵略を阻止するため各国との連携を進め、「北大西洋条約機構(NATO)をより強固にし、かつてないほど団結させる」と訴えた。

軍事や経済で覇権拡大を図る中国に対抗していく姿勢を示し、太平洋地域でも同盟強化を継続する考えを示した。

イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘を「終結させる取り組みを続ける」と述べ、人質全員の帰還を目指すことも掲げた。

民主党の大統領候補に指名される見通しのハリス副大統領は24日の演説で、バイデン氏は「ビジョンを持ったリーダーであり、人々への深い思いやりを持っている」と述べ、大統領としての功績をたたえた。

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