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トランプ政権、石破茂首相への関心低く「ディール」対象外か 安倍氏の名は折に触れ言及

産経ニュース / 2025年1月22日 17時35分

【ワシントン=坂本一之】トランプ米政権の中枢メンバーであるルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は21日、それぞれ岩屋毅外相と会談し、石破茂首相の訪米日程の調整を急ぐことを約束した。対中連携で日本を重視する姿勢が示されたものの、トランプ大統領の石破首相に対する関心は良くも悪くも低く、ディール(取引)の対象にすらなっていない。

トランプ政権は21日、日米豪印や日米などの外相対話を開催する一方、ホワイトハウスでトランプ氏本人と一緒に報道陣の前に現れた日本人は、巨額の対米投資を表明したソフトバンクグループの孫正義会長兼社長だった。

支持率向上に向け政策の成果アピールに注力するトランプ氏にとって、安定した関係を持つ日本との首脳会談に強い関心を寄せる環境にはない。

トランプ氏は、好意を持つハンガリーのオルバン首相や安倍晋三元首相ら現旧首脳の名前を折に触れ言及する。敵対国でも個人的関係に自信があったり、ディールを仕掛けたい相手であったりすれば、強い関心を示す。

こうした場合、会談も優先的に設定されるが、現在、トランプ氏の口から石破首相の名前が頻繁に出ることはない。トランプ氏が石破首相と会談する意向を示した昨年12月の会見でも、「日本の首相」に対して「大きな敬意を払っている」とは述べたが、石破首相との個人的な関係構築には強い関心を示さなかった。

日米同盟を重視する政権中枢メンバーのお膳立てで、日米首脳会談の準備は進む。ただ、日本側はトランプ氏が会談に意欲を持つような協力案件の提案や、石破首相本人による関係構築への取り組みが必要となる。

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