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米メディアは接戦州の知事や議員に注目 ハリス氏の副大統領候補

産経ニュース / 2024年7月26日 11時9分

ハリス米副大統領=25日、ワシントン(AP)

【ワシントン=坂本一之】11月の米大統領選で民主党候補に指名される見通しのハリス副大統領(59)は副大統領候補の人選に入った。米メディアは大統領選の行方を左右する接戦州の知事や議員らの名を挙げている。共和党のトランプ前大統領(78)はオハイオ州選出のバンス上院議員(39)を副大統領候補とし、接戦州で票の掘り起こしを始めている。

ハリス氏は、大統領選で民主党候補が連勝している西部カリフォルニア州の出身。主要政党で初の黒人・アジア系女性の大統領候補となることから、接戦州の白人男性らの名が取り沙汰されている。

ABCテレビは、ともに接戦州の東部ペンシルベニア州のシャピロ知事(51)と西部アリゾナ州選出のケリー上院議員(60)が有力視されていると報じている。

シャピロ氏はペンシルベニアで高い支持率を維持している。同州は、ハリス氏が引き継ぐバイデン氏の選挙本部が接戦州の中で重視してきた地域で、票の上積みが期待できる。ケリー氏は海軍出身で元宇宙飛行士という異色の経歴を持ち、銃規制の強化を掲げる。郊外の白人女性やヒスパニック(中南米)系の若者らに支持を広げている。

米紙ニューヨーク・タイムズはこのほか、接戦州のノースカロライナ州で行政手腕に定評のあるクーパー知事(67)や、共和党が強い南部ケンタッキー州で選挙に勝利したビシア知事(46)、資金力のある中西部イリノイ州のプリツカー知事(59)の名をあげる。ただ、こうした知事や議員の全国的な知名度は高いとはいえない。

トランプ氏の副大統領候補のバンス氏は、産業空洞化のためラストベルト(さびた工業地帯)と呼ばれる地域の一角、中西部オハイオ州の労働者階層の出身。ラストベルトに位置する接戦州などで物価高や失業にあえぐ人々の支持を広げる戦略だ。

ハリス氏にとって接戦州の議員や知事を起用することは、トランプ陣営への強力な対抗手段となる。

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