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米軍艦船が台湾海峡を航行 トランプ政権発足後初 中国軍が「追跡監視」周辺で軍事演習も

産経ニュース / 2025年2月12日 16時28分

中国軍東部戦区が台湾海峡を通過したと発表した米海軍の駆逐艦ラルフ・ジョンソン(米第7艦隊のフェイスブックから)

【北京=三塚聖平】中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は12日、米国のミサイル駆逐艦と海洋測量船が10~12日に台湾海峡を航行したと発表した。中国軍が全ての航行過程を追跡監視したとし、米側に「国家主権、安全、地域の平和と安定を断固として守り抜く」と反発した。ロイター通信によると、1月のトランプ米政権の発足後、米軍艦船が台湾海峡を通過するのは初めて。

中国国営中央テレビ(電子版)によると、東部戦区は12日、台湾周辺で軍艦や戦闘機を動員して軍事演習を行った。

中国外務省の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は12日の記者会見で、米軍艦船の台湾海峡通過について「航行の自由の名の下に中国の主権と安全を挑発、威嚇することに断固として反対する」と述べた。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は12日、米軍艦船が台湾海峡を通過する際に海洋測量船を伴うのは初めてだという軍事専門家の見方を伝えた。海底の地質構造などのデータを測定したとみている。

米中関係は、追加関税を互いに発動し合う関税合戦に突入しているが、中国が「核心的利益」と位置付ける台湾問題でも緊張が増しそうだ。7日に行われた日米首脳会談では、台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を強調している。

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