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米ワシントンの空中衝突事故、18人の遺体見つかる トランプ大統領「防げたはずだ」

産経ニュース / 2025年1月30日 16時7分

【ワシントン=坂本一之】米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くで29日午後9時頃、アメリカン航空の小型旅客機と米陸軍のヘリコプター「ブラックホーク」が空中衝突した。小型旅客機には乗客60人、乗員4人が搭乗しており、付近を流れるポトマック川に墜落。米メディアによると、18人の遺体が見つかった。

トランプ大統領は同日夜、声明を発表し「悲惨な事故に関する報告を受けた。状況を注視している」と述べた。

またトランプ氏は30日未明、小型旅客機について「通常の空港への進入経路上にいた」と自身の交流サイト(SNS)で説明。「なぜヘリコプターは上昇も、下降も、旋回もしなかったのか」などと書き込み、衝突回避に向けたヘリコプターや管制塔の対応に疑問を呈し、事故は「防げたはずだ」と述べた。

衝突事故を受けてレーガン・ナショナル空港は航空機の発着を停止した。消防などが負傷者の救助活動を進めており、地元警察は事故の状況を調べている。

米連邦航空局(FAA)は運輸安全委員会(NTSB)が調査すると発表。トランプ政権のダフィー運輸長官やノーム国土安全保障長官ら閣僚も対応に乗り出した。

衝突したのはアメリカン航空5342便。米中西部カンザス州ウィチタを出発し、レーガン・ナショナル空港への進入中に衝突した。

米陸軍のヘリコプターには米兵3人が搭乗し、訓練飛行をしていたとされる。

在米日本大使館は、邦人被害の有無について確認を進めた。

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