米副大統領候補の討論会、共和党バンス氏「国境開放で市民の生活が破壊された」

米大統領選の副大統領候補討論会で発言する共和党のバンス上院議員＝1日、ニューヨーク（AP）

11月5日の米大統領選に向けた1日夜の副大統領候補討論会で、民主党のウォルズ・ミネソタ州知事は、争点となっている移民問題を巡り、移民が「人間性を奪われ」「中傷されている」と述べた。

共和党大統領候補のトランプ前大統領や、副大統領候補のバンス上院議員は、オハイオ州スプリングフィールドのハイチ系移民が「ペットを食べている」などと述べ、移民受け入れ政策を批判している。

ウォルズ氏はスプリングフィールドの住民について共和党陣営が誤った主張を広めていると批判し、「ほとんどの人がこの問題（移民問題）を解決したいと思っている」と強調。トランプ氏が、今年成立した超党派の国境警備法案を放棄するよう圧力をかけたと批判した。

バンス氏は「私が最も心配しているのは、（民主党大統領候補で副大統領の）カマラ・ハリスの国境開放によって生活が破壊された米国市民たちだ」と応じた。