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トランプ陣営の内部情報流出、FBIがイラン関与で捜査 バイデン、ハリス陣営にも攻撃

産経ニュース / 2024年8月13日 10時28分

【ワシントン=大内清】米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領(78)陣営の内部情報がハッカー攻撃で外部に流出した問題で、連邦捜査局(FBI)がイランによる関与の可能性があるとみて6月から捜査を進めていることが分かった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が12日報じた。同紙によると、民主党のバイデン大統領(81)やハリス副大統領(59)の陣営にもハッカー攻撃があったが、現在のところ被害は確認されていないとしている。

トランプ陣営は10日、イラン政府の関連組織が大統領選の候補者を標的に、サイバー空間での情報工作を活発化させているとするマイクロソフト社の報告を受け、自陣営がハッキングの被害を受けていたと明らかにした。マルウエア(悪意のあるソフト)を仕込んだ電子メールを送りつける「フィッシング」の手口で情報を盗み出し、一部の報道機関に流出させたとみられている。

流出した中には、トランプ氏が副大統領候補の選出過程で調査したバンス上院議員(40)の資料などが含まれる。陣営は「流出したのは公になっている情報だけだ」と説明している。

同紙によると、同様のフィッシング攻撃は、選挙戦撤退前のバイデン氏陣営やハリス氏陣営にも行われた。FBIは、いずれもイランの関与があったとみて捜査を進めているという。イランは関与を否定している。

大統領候補へのサイバー攻撃では、2016年大統領選で民主党全国委員会のシステムが侵入を受け、トランプ氏と争っていた同党のクリントン候補陣営の電子メールが大量に流出するなどしてクリントン氏の支持低下につながった事例がある。この攻撃は後の捜査でロシアによる選挙干渉と断定された。

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