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大統領候補らが勢ぞろい、トランプ氏とハリス氏は握手 米中枢同時テロ23年で式典

産経ニュース / 2024年9月12日 7時20分

【ニューヨーク=平田雄介】国際テロ組織アルカーイダが首謀し、約3千人の命を奪った2021年9月の米中枢同時テロから23年となった11日、ニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルの跡地「グラウンド・ゼロ」で追悼式典が開かれた。犠牲者の名前を遺族が読み上げ、6歳で父を亡くした女性は「一緒に過ごした6年間、最高に幸せだった」としのんだ。

参列者は、テロリストにハイジャックされた飛行機がビルに激突した時刻やビルが崩壊した時刻に合わせて、黙とうをささげた。バイデン大統領のほか、10日のテレビ討論会で直接対決した大統領選の民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領も姿をみせ、顔を合わせると握手を交わした。共和党の副大統領候補のバンス上院議員も式典に参加した。

夫を亡くした女性は「遺族は毎日、テロの被害と向き合っている。この日だけではない」と訴え、政治家に継続的な関与を求めた。

バイデン氏は声明で、テロの再発を防ぐためアフガニスタンなどに従軍し、アルカーイダを率いたウサマ・ビンラーディン容疑者らを殺害した「9・11世代の愛国者」に返しきれない恩義を感じていると述べた。

同時テロでは、アルカーイダのメンバーが旅客機4機をハイジャック。2機がWTCビルに、1機が首都ワシントン近郊の国防総省に突っ込んだ。もう1機は乗客乗員が機内で犯人に抵抗し、東部ペンシルベニア州シャンクスビルに墜落した。11日はシャンクスビルや国防総省でも追悼式典が行われた。

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