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バイデン氏の米大統領選撤退は「絶対にない」と報道官 今後数日間での国民納得がカギ

産経ニュース / 2024年7月4日 8時38分

【ワシントン=渡辺浩生】米紙ニューヨーク・タイムズとCNNテレビは3日、バイデン大統領(81)が周辺の協力者に対し、激戦州での集会やテレビインタビューなど今後数日間の政治日程を通じ、大統領職の遂行能力を国民に示し納得を得ることが選挙戦継続の重大なカギとなるとの認識を語ったと報じた。

衰えをみせた6月27日の討論会以降、民主党内の撤退論は収まらず、同党のグリハルバ下院議員が3日、「バイデン氏が候補なら支持するが、別に目を向ける機会だ」と述べた。米メディアによると、同党議員による撤退要求は前日のドゲット下院議員に続き2人目。ブルームバーグ通信は3日、同党の下院議員数十人がバイデン氏に撤退を求める書簡を出すことを検討していると報じた。

ただし、ジャンピエール大統領報道官は3日の記者会見で、バイデン氏が撤退する可能性は「絶対にない」と否定した。

バイデン氏は3日、ホワイトハウスで民主党州知事ら25人との会合で選挙戦継続を訴えた。終了後、全国民主党知事会会長のウォルツ・ミネソタ州知事は記者団に「11月の選挙に勝利する道を確実にするため一致協力することが大統領の最優先事項だ」と述べ、候補としてバイデン氏を支持すると表明した。

バイデン氏は5日にABCテレビのインタビューに応じ、中西部ウィスコンシン州を訪問。7日には東部ペンシルベニア州を訪れる。9~11日にワシントンで北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が開催され、主要同盟国首脳らを迎える。

バイデン氏は一連の日程を通じ、共和党のトランプ前大統領(78)との選挙戦を勝ち抜く意思と能力を訴え、高齢や認知機能をめぐる不安払拭を図るとみられる。

しかし、米紙ウォールストリート・ジャーナルが3日報じた最新世論調査によれば、有権者の80%がバイデン氏について「再出馬するには高齢すぎる」と回答。支持率ではトランプ氏が48%とバイデン氏を6ポイント上回る結果となった。調査は討論会終了後の6月29日~今月2日に実施された。

一方、バイデン氏が2日の集会で、複数の欧州外遊による疲労の蓄積で「(討論会の)ステージの上で眠りそうになった」と語ったことについて、ジャンピエール報道官は「時差ぼけやかぜ」が討論に影響したとの認識を示した。

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