トランプ氏当選にケントさん「民主党への怒りの表れ」 パックンさんは「この結果に怒り」
産経ニュース / 2024年11月7日 21時42分
米大統領選で勝利した共和党のトランプ前大統領(78)による本格的な政権移行がスタートし、その挙動に世界の注目が集まっている。だが、返り咲きが実現した「またトラ」に対する評価はさまざまだ。ともに米国出身で日本で活動している、米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバートさんとお笑いコンビ「パックンマックン」のパックンとして知られるパトリック・ハーランさんに話を聞いた。
ケントさん「荒れた米国立て直すはず」
トランプ氏が敗れた州でもハリス氏との差はわずかで、民主党の非常識な政策に国民の怒りが表れたと感じる。
バイデン政権がメキシコとの国境を開放した結果、不法移民が大量に流入した。インフレも悪化の一途をたどった結果、製造業を中心に新規雇用は大きく減少した。
トランプ政権は荒れてしまったアメリカを立て直してくれるだろう。国境封鎖による不法移民の流入阻止や減税政策はもちろん、中国による台湾への軍事干渉阻止へ向けても動いてほしい。
日本を含め諸外国には関税引き上げを明言しているが、日米間には自由貿易協定があり、大きな影響は受けないのではないか。ただ、安倍晋三元首相のようにトランプ氏と細部まで話し合える政治家が日本にいないことが懸念点だ。
パックンさん「移民強制送還に反発も」
半分以上の国民がトランプ氏に票を投じたことに怒りを覚えている。前大統領任期中に「1度も戦争が起きていない」と主張しているが、ロシアのウクライナ侵略や中東のパレスチナ問題の引き金になったのはトランプ氏だ。
トランプ政権がまず取り組むのは移民政策だろう。当面は、バイデン政権が終盤に打ち出した国境強化策を引き継ぐとみられる。しかし、移民の中には建設業など重要な職業に就いている人も多い。彼らを一斉に強制送還することは困難だし、反発も起こるだろう。
日本に対しては、為替に介入して円高を促し、関税引き上げや在日米軍の駐留経費負担の増額にも着手するとみられる。また、北朝鮮やロシアなどに対し、融和的な姿勢を示すことも懸念され、課題は多そうだ。(聞き手 宮崎秀太)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
米不法移民の保護費、NY市だけで1兆8千億円「四つ星ホテル」にも批判 トランプ氏勝因
産経ニュース / 2024年11月7日 14時57分
-
トランプ氏とハリス氏の公約比較、外交や経済政策で大きな隔たり…「米国第一」主義なら負担増も
読売新聞 / 2024年11月6日 15時0分
-
トランプ氏「移民を強制送還」=ハリス氏、中絶権利で反撃―米大統領選
時事通信 / 2024年11月4日 14時14分
-
【かけこみ解説】米大統領選挙「もしハリ・もしトラでアメリカと世界はどう変わる?」 政策の注目点を一から解説
日テレNEWS NNN / 2024年11月3日 19時0分
-
トランプ?ハリス?米大統領選の勝者は誰か。日本株への影響は?(窪田真之)
トウシル / 2024年10月21日 8時0分
ランキング
-
1トランプ政権、在日米軍駐留費の負担増迫る可能性 日米同盟重視も個別交渉で国益拡大か
産経ニュース / 2024年11月7日 18時44分
-
2「領土放棄を迫られ犠牲無駄に」 悲嘆に暮れるウクライナ
共同通信 / 2024年11月7日 16時34分
-
3米大統領選挙でトランプ氏が勝利 被爆地ヒロシマの反応は・・・
広島テレビ ニュース / 2024年11月7日 18時52分
-
4ハリス氏敗因は何か 専門家が分析 米大統領選
AFPBB News / 2024年11月7日 17時52分
-
5プーチン大統領、トランプ氏に水面下で祝意か…ロシア議会関係者「交渉可能な相手だ」
読売新聞 / 2024年11月7日 20時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください