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ハリス氏、国境の接戦州で移民制度改革を発信 トランプ氏に対抗 米大統領選

産経ニュース / 2024年8月10日 16時26分

【ワシントン=坂本一之】11月の米大統領選に出馬する民主党候補のハリス副大統領(59)は9日、メキシコとの国境を抱える接戦州の西部アリゾナ州で演説し、移民問題の対応強化と制度改革を掲げ支持を訴えた。副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事(60)と選挙集会を開く接戦州行脚の一環で、10日は西部ネバダ州を訪れる。

ハリス氏は9日の集会で「米国が直面する最大の問題に取り組む」と述べ、移民への対応を強調。「米国の移民制度は破綻している」とした上で、「包括的な改革」として国境管理の強化や移民の市民権取得への対応を進める考えを示した。

移民の市民権を重視する姿勢も示すことで、不法移民の流入阻止を強く訴える共和党大統領候補のトランプ前大統領(78)との違いをアピールした。アリゾナ州では移民問題が大統領選の大きな争点となっている。

ただ、移民に寛容な民主党のバイデン政権は規制強化に慎重だったため不法越境者が急増。バイデン大統領(81)は国内の不安拡大を受け規制強化に乗り出したが、トランプ氏は政権で移民対策を担当してきたハリス氏を「無能」だと攻撃している。

また、集会中にイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃に抗議する声が上がると、「バイデン氏と私は停戦と人質解放のために毎日24時間体制で取り組んでいる」と理解を求める場面もあった。「皆さんの声を尊重するが、私たちは今、大統領選について話すためにここにいる」と語り掛け、演説を継続した。

バイデン政権は同盟国のイスラエルを支援しており、大統領選では支援見直しを求める若者やアラブ系市民の票の動きも注目されている。

米大統領選の民主党副大統領候補をワルツ氏と表記してきましたが、現地の発音により近いウォルズ氏へと変更します。

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