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米通信会社、パリ五輪からの広告撤回を表明 開会式の「最後の晩餐」想起させる演出受け

産経ニュース / 2024年7月29日 18時42分

28日、ルーマニアのフランス大使館前でパリ五輪開会式の演出に抗議する人(AP)

26日のパリ五輪開会式で行われたレオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」を想起させるパフォーマンスを受け、米国の通信会社「C spire」(シー・スパイア)が、パリ五輪から自社広告を撤回することをX(旧ツイッター)の公式アカウントで表明した。今回のパフォーマンスを巡っては、キリスト教団体から「愚弄の場面を含んでいる」として反発の声が上がるなど、波紋が広がっている。

米ミシシッピ州に拠点を置く同社はXで「パリ五輪の開会式で『最後の晩餐』が嘲笑されたことに、私たちは衝撃を受けた。C Spireは五輪から広告を撤回する」と27日に投稿した。

米紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)は「世界中で怒りを巻き起こしたショーの数時間後、(同社は)五輪との提携を断つと発表した」と報じた。

開会式では、派手な女装のドラッグクイーンや、トランスジェンダーのモデルらが一堂に並び、「最後の晩餐」を彷彿させるパフォーマンスが演じられたほか、フランス革命で処刑された王妃マリー・アントワネットをモチーフにしたパフォーマンスに対しても批判が相次いでいる。

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