米大統領選討論会 議会襲撃は「流血の惨事」 トランプ氏「州兵投入をペロシ氏が断った」

11月の米大統領選に向けた10日夜（日本時間11日午前）のテレビ討論会で、民主党候補のハリス副大統領は、2021年の議会襲撃事件について「流血の惨事だ」と非難し、「（過去に）後戻りするのはやめよう」と訴えた。ハリス陣営の選挙活動は、「米国のため、民主主義のため、法の支配のために立ち上がるためのものだ」と強調した。

ハリス氏が「流血の惨事だ」と述べると、共和党候補のトランプ前大統領は一瞬、苦笑いを浮かべた。その上で事件当時、大統領として、事態の沈静化のために1万人規模の州兵などの投入をペロシ下院議長（当時）らに提案したが、「彼らは私の提案を断った」と訴えた。