「選挙関わらず日米関係は鉄壁」 トランプ前政権の駐日大使が上川外相を表敬訪問

外務省で前駐日米大使を務めたハガティ上院議員（左手前から3人目）ら超党派の上院議員の表敬訪問を受ける上川陽子外相（同2人目）＝30日（撮影・岡田美月）

上川陽子外相は30日、外務省でトランプ米政権時代に駐日大使を務めたハガティ氏ら共和党と民主党の上院議員計7人による表敬訪問を受けた。ハガティ氏は9月の自民党総裁選や11月の米大統領選を念頭に「選挙結果がどうあれ、日米関係は鉄壁であり続けるでしょう」と述べた。

ハガティ氏は上川氏に対し、「上院議員の任期（6年）はどの大統領（1期4年）よりも長い」として、「われわれ一人ひとりを日本の長期的なパートナーとしてみていただければと思う」と呼びかけた。

上川氏は日米両国が「日米同盟で抑止力・対処力の強化に取り組んでいる」と強調。その上で「日本の企業が投資・雇用創出を通じ、各州のあるいは米国全体の経済に関わり、貢献していることを大変うれしく思う」と述べた。

ハガティ氏らは同日午後、首相官邸を訪問し岸田文雄首相を表敬する。（岡田美月）