米がウクライナ追加軍事支援1480億円 オースティン氏、次期政権に支援継続促す
産経ニュース / 2024年12月8日 11時20分
【ワシントン=坂本一之】米国防総省は7日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、同国軍の戦闘力維持などに向けて9億8800万ドル(約1480億円)の追加軍事支援を実施すると発表した。オースティン国防長官は同日、西部カリフォルニア州で演説し、ウクライナ軍事支援に消極的なトランプ次期政権が来年1月に発足することを踏まえ、支援継続の重要性を訴えた。
新たな軍事支援は高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の弾薬や無人機装備などを供与。戦車や装甲車の保守、修理に必要な予備部品や機器なども支援する。ウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI)基金を活用する。
オースティン氏は演説で、ウクライナ侵略への対応に関し「クレムリン(プーチン露政権)に立ち向かい続けるか、プーチンの好きにさせ子供や孫たちに混乱や紛争の世界で生きることを強いるかだ」と強調。
バイデン政権(民主党)が議会の協力を得てプーチン政権に立ち向かってきたことを訴えながら、「(トランプ)次期政権は選択をしなければならない」と述べ、支援継続を促した。
演説は共和党のレーガン元大統領にちなんだ「レーガン国防フォーラム」で行われた。オースティン氏は「レーガン氏はウクライナや人間の自由の側に立っていたと確信している」とも語り、同じ共和党のトランプ氏に支援継続への理解を求めた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トランプは「冷戦2.0」に勝てるのか?外交での3つの選択肢
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月18日 16時31分
-
トランプ氏 ウクライナ停戦監視に米軍関与せず NATO加盟「支持せず」発言 米報道
産経ニュース / 2024年12月14日 11時59分
-
トランプ氏 ウクライナ問題で外交本格化 プーチン氏に停戦呼び掛け、軍事支援は縮小意向
産経ニュース / 2024年12月9日 10時56分
-
米、ウクライナに追加軍事支援 1480億円、弾薬など
共同通信 / 2024年12月8日 11時16分
-
プーチンに領土を割譲するしかないのか…「即時停戦派」のトランプ氏がウクライナに突きつける"厳しい現実"
プレジデントオンライン / 2024年11月30日 7時15分
ランキング
-
1米、12億ドル規模のウクライナ支援発表へ 迎撃ミサイルなど=関係筋
ロイター / 2024年12月20日 19時2分
-
2ロシア、シリアからリビアに武器移送か 次の「戦場」になる恐れ
AFPBB News / 2024年12月20日 10時47分
-
3反捕鯨団体「シー・シェパード」元代表 ポール・ワトソン容疑者 フランスに戻る
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月21日 0時2分
-
4【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、何が起きているのか?...伝えておきたい2つのこと
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月20日 19時45分
-
5ドイツXマス市場に車突っ込む 無差別か、2人死亡60人負傷
共同通信 / 2024年12月21日 7時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください