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米、中国のフィリピン船妨害を非難「大きな事態招く可能性」 南シナ海

産経ニュース / 2024年6月18日 8時30分

【ワシントン=坂本一之】カービー米大統領補佐官は17日の記者会見で、南シナ海でフィリピン補給船が中国海警局の妨害行為を受けたことに関し「より大きな、より暴力的な事態を招く可能性がある」と非難し、軍事的衝突に発展することへの懸念を示した。バイデン米政権は南シナ海でのフィリピン公船などへの武力攻撃に関し、米国のフィリピン防衛義務を定めた相互防衛条約が「適用される」と公言し、中国に自制を求めている。

カービー氏は、中国の妨害行為で比側の乗務員が負傷したことを踏まえ「挑発的で無謀だ」と述べ、危険性を強調した。

また、キャンベル米国務副長官は同日、フィリピンのラザロ外務次官と電話会談し、中国の妨害行為は「エスカレートした無責任な行動だ」と批判した。「南シナ海におけるフィリピンの合法的な海上活動を妨害し、航行の自由を妨げている」と指摘した。

両氏は「中国の危険な行動は地域の平和と安定を脅かしている」との懸念を表明。キャンベル氏は相互防衛条約が南シナ海に適用されることを改めて伝えた。

フィリピン政府はスプラトリー(中国名・南沙)諸島のセカンド・トーマス礁にある軍拠点への補給が17日に中国の軍艦や海警船によって妨害されたとしている。セカンド・トーマス礁はフィリピンと中国の双方が領有権を主張し、中国がフィリピン船への妨害行為を続けていて緊張が高まっている。

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