米国の寄付は「気軽にギブ」精神で ポトマック通信
産経ニュース / 2024年10月17日 7時0分
子供の難病を治療する医療団体から郵便で寄付の依頼が来た。私の名前と住所が印刷されたシール40枚のギフト付きで「1枚目のシールを返信用封筒に貼って小児医療の向上のために寄付してください」。寄付の経験が少ない私だが、物は試しにと20ドルの小切手を送った。
後日、同じ団体から郵便が届いた。入院中の子供が描いた花や昆虫の絵が印刷されたメモ帳付きだ。「夢をかなえるために与えてくれた支援に感謝します」という礼状は「もうひとつ寛大な贈り物を」と結ばれ、今度はカード番号と金額を記入して返信した。
後日、この団体以外にも貧困家庭、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ退役軍人などの支援団体から続々と寄付依頼が届き、封筒の山ができた。
米国人は寄付を「ギブ(与える)」と気軽に呼ぶ。生活に根ざした文化で、非政府組織や慈善事業を支える。時節柄、政党の依頼メールも増えた。「あなたの3ドルがトランプを阻止する」とは民主党だ。
共和党支持の知人は「寄付金は控除されるので税金は安くなる。政府の金庫から出ているようなものだ」と豪語していた。国に持っていかれるなら、自分の財布から「ギブしよう」という独立の気風を感じた。
次はどこにギブしようか。ケチな性分の私はまだ迷っている。(渡辺浩生)
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