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米FRB 環境整えば9月にも利下げ 8会合連続で金利維持

産経ニュース / 2024年8月1日 6時40分

【ワシントン=坂本一之】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利の誘導目標を現在の5・25~5・5%で維持することを決めた。金利の据え置きは8会合連続。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、条件が整えば「利下げを早ければ9月の会合で検討する可能性がある」と述べた。

パウエル氏は会見で、経済指標を慎重に分析しインフレの鈍化や雇用などに関して利下げへの環境が確認できた場合には、9月の次回会合で利下げを決定する可能性に言及した。

FRBはFOMCを9月、11月、12月に開催する予定で、2024年中に1回の利下げを見込む経済見通しを6月に公表している。市場では9月に利下げに踏み切るとの見方が出ていた。

FRBは31日の声明で、目標に掲げるインフレ2%に向け「いくらかの進展があった」と明記した。6月の前回会合の声明で「小幅な進展があった」としていた表現を変え、利下げ判断に必要な環境に近づいていることをにじませた。また、これまで示してきたインフレが再燃するリスクとともに、雇用が悪化するリスクにも配慮する姿勢を示した。

11月の米大統領選でインフレや金利が話題となっていることを巡っては、「政治日程といった要因に対応するためにFRBのやり方を変えることはない」と述べ、データに基づいて判断していく考えを強調した。

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