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精彩欠くバイデン氏、トランプ氏を攻めきれず 有権者不満「他に候補いないのか」

産経ニュース / 2024年6月28日 17時48分

27日、米南部アトランタで、大統領選の候補者討論会をテレビで観覧する人たち(平田雄介撮影)

11月の米大統領選に向けて南部ジョージア州で27日行われた1回目の候補者討論会で、民主党のバイデン大統領は精彩を欠き、虚偽を含んだ大げさな発言を繰り返すトランプ前大統領を攻めきれなかった。討論会場近くの観覧イベントに参加した有権者は「他に良い候補はいないのか」と不満を口にした。

バイデン氏は青のネクタイ、トランプ氏は赤のネクタイで登場。互いに握手を求めず、対決姿勢で臨んだ。バイデン氏が「政権を引き継いだとき経済は崩壊していた」と仕掛けると、トランプ氏は「私の政権下で経済は最高だった」と誇張気味に反論。その上で、バイデン政権下で進んだインフレが「国民を苦しめている」と責め立てた。

トランプ氏は米南部国境からの移民流入問題でも「私の政権の最後の数カ月間は史上最も安全な国境だった」とアピールし、バイデン氏の国境管理を批判。移民が「かつてなく米国民を殺している」とも語り、バイデン氏は「誇張している。虚偽だ」と否定した。

ロシアのウクライナ侵略を巡り、トランプ氏は「プーチン(露大統領)に尊敬される真の米大統領がいれば、プーチン氏はウクライナに決して侵攻しなかった」と主張。バイデン氏は、プーチン氏の野心は「ソ連の一部の復活」であり、「ウクライナ全土を欲しているのだ」と反論した。

バイデン氏は、不倫口止め料を巡る東部ニューヨーク州での会計不正処理事件で有罪評決を受けたトランプ氏を「重罪人だ」と非難した。トランプ氏は、自らの立ち会いの下で選任された陪審員による有罪評決を「政敵の追い落としを図ったものだ」と言い立てた。

観覧イベントに参加したメディナ・ジェットさん(58)は、バイデン氏の支持者。「トランプ氏の主張の根拠の弱さを掘り下げて追及してほしかった」と述べ、失望を隠さなかった。(アトランタ 平田雄介)

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