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トランプ氏捜査を担当した検察官10人以上を解雇 米司法省「信頼できない」

産経ニュース / 2025年1月28日 10時18分

【ワシントン=塩原永久】複数の米メディアは27日、トランプ大統領の支持者らによる議会襲撃事件などで、トランプ氏の捜査を担当した10人以上の検察官を司法省が解雇したと報じた。マクヘンリー司法長官代行は、解雇された検察官が「トランプ氏の政策課題を誠実に遂行する上で信用できない」と解雇理由を説明しているという。

マクヘンリー氏はトランプ氏が任命した。解雇された十数人は、2021年1月の議会襲撃事件など2件のトランプ氏の刑事事件で、捜査や公判対応を指揮したスミス元特別検察官のチームで働いていたメンバーだという。

トランプ氏は、スミス氏が政治的な意図を持って捜査したとみており、関係者に対する報復を示唆していた。

20日の就任演説で、トランプ氏は「悪意に満ちた、暴力的で不公正な形で、司法省と政府を武器化するのは終わりだ」と述べていた。司法省ではトランプ氏の就任後、すでに20人弱の高官が配置転換されたという。

トランプ氏が昨年11月の大統領選で勝利したことを受けて、議会襲撃事件での起訴が取り下げられ、スミス氏も今月10日に辞職した。

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