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米加が戦闘機で進路妨害 中露機が共同でアラスカのADIZに初進入

産経ニュース / 2024年7月26日 6時55分

【ワシントン=坂本一之】米カナダの共同防衛組織「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)」は24日、ロシア軍の爆撃機と中国軍の爆撃機が同日にアラスカ周辺の防空識別圏(ADIZ)に進入したため戦闘機でインターセプト(進路妨害)したと発表した。中露機が共同飛行で同地域のADIZに進入するのは初めて。オースティン米国防長官は25日の記者会見で、中露の動きに関し「驚くことではない」とし監視を続け新たな進入にも対応すると述べた。

ロシア軍は戦略爆撃機「ツポレフ95」2機、中国軍は爆撃機「H6」2機をアラスカ周辺のADIZを進入させた。中国のH6が同ADIZに進入したのも初めて。中露は日本周辺でも両機で共同飛行を実施している。

米軍はF35ステルス戦闘機やF16戦闘機、カナダ軍はF18戦闘機を向かわせて進路を妨害した。米国、カナダへの領空侵犯はなかったが、ADIZにとどまり飛行を続けたという。

NORADは、中露機による飛行に関し「脅威とはみなされていない」と説明し、警戒監視を継続するとしている。

ADIZは各国が領空侵犯に備えるため領空の外側の公海上などに設定している空域。それぞれ独自に定めていて、国際法上の規定はない。

オースティン氏は会見で、中露が軍事的な連携を強めていることに関し、ウクライナ侵略を続けるロシアに中国が物資を供給していることを改めて指摘し「懸念」を表明した。

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