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韓国・務安空港 今月2日に成田・関空から直行便 日韓交流の新たな「玄関口」

産経ニュース / 2024年12月29日 16時50分

チェジュ航空の旅客機が壁に衝突し大破する事故の起きた務安(ムアン)国際空港は、今月2日、成田・関西国際両空港との間で毎日運航の直行便が新たに就航。仁川、釜山などの空港に続く「玄関口」として、日本と韓国の結びつきを強める役割が期待されている。

直行便を就航させたのは韓国の格安航空会社(LCC)、ジンエアー。成田の場合、新型コロナウイルス禍の影響で直行便が中断し、復活するのは約5年ぶりという。

便数はそれぞれ1日1往復ずつ。成田から約2時間20分、関空から約1時間40分で行ける。時差はない。

開設1週間後の9日、ジンエアーで関空から務安へ向かった。雲海を抜け、眼下に見えてきた務安空港はこぢんまりし、駐機している航空機も多くなかった。

だが、乗っていた航空機の座席は韓国の人たちでいっぱい。12日に関空へ戻ったときも同じで、需要の大きさをうかがわせた。

韓国政府が期待するのは、これまで日本人にとり一般的といえなかった韓国南西部・全羅南道方面への観光が広がることだ。

務安空港は全羅南道にあり、仁川や釜山からよりはるかに近い。

成田空港の運営会社によると、「韓国第4の都市圏である『光州』を後背圏に持つ国際空港であり、空港から光州まではバスで約1時間でアクセスが可能」。漁師町として発展し、海鮮料理やケーブルカーが〝名物〟の木浦(モッポ)へは、バスを使って30分で行くことができる。(山口暢彦)

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