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フィリピン下院、ドゥテルテ副大統領を弾劾訴追 マルコス大統領との対立先鋭化

産経ニュース / 2025年2月5日 20時14分

フィリンピン下院は5日、サラ・ドゥテルテ副大統領に対する弾劾訴追案を承認した。ロイター通信によると、訴追案は下院議員306人のうち規定を超える215人が支持した。今後、上院で弾劾裁判が行われ、上院議員が陪審員となって審理に当たる。その結果、サラ氏は罷免される可能性がある。

フィリピンでは、弾劾の要件として、憲法違反、反逆、収賄、汚職などがある。サラ氏に対しては公金乱用疑惑などが報じられている。

サラ氏はロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の長女。2022年の大統領選で、マルコス大統領と共に勝利したものの、その後、関係が悪化。サラ氏が昨年11月の記者会見で、自分が殺されたらマルコス大統領夫妻と大統領のいとこの下院議長を殺害するよう暗殺者を雇ったと発言し、状況は先鋭化していた。

また、ドゥテルテ前大統領も、麻薬犯罪取り締まりで多数の容疑者を超法規的に殺害したとして非難されており、国際刑事裁判所(ICC)が捜査している。

フィリピンでは今年5月に上院議員の半数や下院議員全員を改選する中間選挙が行われ、マルコス家とドゥテルテ家の対立が高まっている。(岩田智雄)

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