シリアと関係強化の中国「早期の安定を望む」と情勢注視 アサド政権崩壊で報道官談話
産経ニュース / 2024年12月8日 21時15分
【北京=三塚聖平】中国外務省は8日発表した報道官談話で、シリアのアサド政権崩壊が伝えられたことを受け、「中国は、シリアができるだけ早く安定を取り戻すことを望んでいる」と表明した。中国はアサド政権と経済面を中心に協力を進めてきた経緯があり、「情勢の進展を注意深く見守っている」としている。シリア側に対し、国内で中国の組織と個人の安全を確保することも要請した。
中国は、米欧の制裁下にあるアサド政権との関係強化を進めていた。昨年9月には習近平国家主席が、2011年にシリアで内戦が始まって以降初めて訪中したアサド大統領と会談し、両国の「戦略的パートナーシップ関係」を構築すると宣言した。中国の王毅(おう・き)共産党政治局員兼外相は今年5月、シリアの外相と北京で会談し、「中国は引き続きシリアの経済発展をできる限り支援する」と呼び掛けた。
中国は近年、中東地域における影響力の拡大を図っている。アサド政権の崩壊により、シリアと中東情勢がどのように変化するか中国政府は神経をとがらせているとみられる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1日本製部品の武器転用に懸念=中国の関与も指摘―ウクライナ高官
時事通信 / 2024年12月17日 19時34分
-
2シー・シェパード創設者を釈放、日本の引き渡し要請に応じず…デンマーク当局「総合的に判断」
読売新聞 / 2024年12月17日 22時43分
-
3北朝鮮兵は1週間前から前線で多数戦死か、ゼレンスキー氏「死ぬ理由は一つもない」
読売新聞 / 2024年12月17日 10時15分
-
4「未来にまともな国渡す意図」=前国防相、声明で戒厳正当化―韓国
時事通信 / 2024年12月17日 20時50分
-
5ウクライナ保安庁、ロシア軍の化学兵器責任者を殺害=関係筋
ロイター / 2024年12月17日 21時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください