1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

台湾の第2野党トップ、柯文哲氏を逮捕 検察、市長時代の汚職容疑 「疲労で聴取拒否」

産経ニュース / 2024年8月31日 8時54分

【台北=西見由章】台湾の検察当局は31日未明、台北市長時代の汚職容疑で事情聴取していた立法院(国会に相当)第3党、台湾民衆党の柯文哲主席(党首)を逮捕した。同党は立法院でキャスチングボートを握る第2野党で、金銭スキャンダルが党創設者の逮捕という異例の事態に発展した。

検察当局は30日、柯氏の自宅や事務所、民衆党本部を家宅捜索。柯氏に任意で出頭を求めて事情聴取していた。同党によると、柯氏への聴取は31日午前2時頃まで続けられ、柯氏が疲労を理由に聴取の継続を拒否したところ逮捕されたという。柯氏の弁護士は、逮捕の合法性を巡り裁判所に審理を申し立てる方針。

台湾メディアによると、検察当局は柯氏が台北市長だった2020年、商業ビル開発を巡り、業者側から依頼を受けた市当局が許容される容積率を不正に引き上げて便宜を図った疑いがあるとして、柯氏の関与の有無を捜査していた。

柯氏は30日の出頭前、「自分に問題がないことはわかっている」などと記者団に潔白を主張していた。一方、29日の記者会見では、今年1月の総統選に出馬した際の政治献金を巡り不適切な会計報告があったなどとして3カ月間休職する意向を発表していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください