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米補佐官、中国の比船妨害行為に懸念表明 対中戦略対話で 数週間以内の首脳電話会談調整

産経ニュース / 2024年8月29日 8時45分

【ワシントン=渡辺浩生】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は28日までの2日間、北京で行われた王毅中国共産党政治局員兼外相との戦略対話で、中国が南シナ海におけるフィリピン船の海上活動に妨害行為を続けていることに懸念を伝えた。ホワイトハウスが28日の声明で明らかにした。

サリバン氏は王氏に対し、台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を強調。インド太平洋地域の同盟諸国を防衛する決意も改めて訴えた。また、ウクライナへの侵略を続けるロシアの防衛産業基盤を中国が支援し、欧州の安全保障に影響を及ぼしているとの懸念を強調した。

両氏は、中国製の違法合成鎮痛剤「フェンタニル」が米国に流入している問題や、米国に不法入国した中国人の送還についても対策を協議した。

さらに両氏は、米中首脳が数週間以内に電話会談する計画や、近い将来に軍司令官同士が電話協議を行うことも調整。意思疎通の継続努力を確認した。バイデン大統領と習近平国家主席との電話会議が実現すれば4月以来となる。

一方、サリバン氏は、米国の安全保障を弱体化する狙いで米国の先端技術が中国に使われないよう、半導体の対中輸出規制など「必要な措置」を継続する考えを強調した。

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