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中国、日本産水産物の輸入を段階的に再開へ 「汚染水」の呼称は継続

産経ニュース / 2024年9月20日 16時58分

【北京=三塚聖平】中国外務省は20日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り日本と合意に達したと発表した。昨年8月の放出開始後に全面的に停止した日本産水産物の輸入を、一定の条件を満たしたうえで段階的に再開する。

国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下での長期的な国際監視体制に中国が加わり、参加国による独自のサンプル採取などを行ったうえで、規定に合致した日本産水産物の輸入を段階的に再開するとしている。

中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は20日の記者会見で、合意に関し「日本が独断で海洋放出を始めたことに断固反対するという立場に変わりはない」と述べた。合意の目的について「日本側が国際法の義務や安全に関する監督・管理責任を適切に履行する」ことなどを促すためだと強調した。処理水について「核汚染水」という従来の呼称も使い続けた。

日本産水産物の輸入再開についても「中国側が直ちに全面的に輸入を再開することは意味しない」と述べた。

また、中国広東省深圳(しんせん)で日本人男児が男に刺され死亡した事件の発生直後に合意が発表されたことについて問われ、「関連はない」との認識を示した。

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