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中国の李強首相が豪、NZ、マレーシア歴訪開始 対中投資拡大や米主導の対中圧力緩和狙う

産経ニュース / 2024年6月13日 18時19分

【北京=三塚聖平、シンガポール=森浩】中国の李強(り・きょう)首相は13日、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシアの3カ国歴訪を開始した。中国経済が成長鈍化に直面する中、各国企業による対中投資を促すほか、米国が主導する対中圧力を緩和する狙いがうかがわれる。

3カ国歴訪は20日までの予定。李氏は13日、ニュージーランドの首都ウェリントンでラクソン首相と会談した。中国外務省によると、李氏は会談で「より多くのニュージーランド企業の対中投資を歓迎する」と発言。貿易拡大やデジタル・グリーン経済などでの協力深化を呼び掛けた。

李氏は「経済・貿易関係における非経済的な要因の妨害を排除し、企業経営の発展に良いビジネス環境を提供するよう努力する必要がある」と述べた。米国が呼び掛ける対中包囲網に関与しないよう、ニュージーランド側に求めた形だ。

ロイター通信によると、ニュージーランドが協力に意欲を示している米英豪3カ国による安保枠組み「AUKUS(オーカス)」や、中国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入、南シナ海問題についても会談で議論された。

李氏は15日から中国の首相として約7年ぶりにオーストラリアを訪問する。2022年就任のアルバニージー首相は、中国との関係改善を模索しており、11日の会見で李氏の訪豪は「中国との関係安定化に向けた重要な一歩だ」と強調した。

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