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中国・何立峰副首相「日中貿易協力関係に影響あってはならない」 日本人母子切り付け事件

産経ニュース / 2024年7月1日 22時38分

【北京=三塚聖平】中国を訪問した河野洋平元衆院議長を団長とする日本国際貿易促進協会(国貿促)の代表団は1日、北京の人民大会堂で何立峰副首相と会談した。同行筋によると、何氏は江蘇省蘇州で日本人母子が中国人の男に切り付けられた事件について「偶発的」なものだと強調し、「日中貿易協力関係は影響を受けないだろうし、影響があってはならない」と述べた。

中国側は成長鈍化に直面する中、日本の対中投資に影響を与えたくないものとみられる。河野氏は、男を阻止しようとして刺されて死亡したバス案内係の中国人女性に「心から感謝し哀悼の意を表したい」と述べた。

河野氏は、昨年改正された反スパイ法や邦人拘束について「中国に対しての投資を逡巡させる大きな理由になってしまう」と指摘。透明性の向上を要望した。新型コロナウイルス禍で停止した日本人への短期滞在の査証(ビザ)免除措置の再開も促した。何氏から具体的な回答はなかった。

何氏は、日中関係に関し「特に経済・貿易面での協力を通じ、両国民にもより大きな恩恵をもたらすことができる」と訴えた。中国側は成長鈍化に直面する中、日本からの投資呼び込みを狙う。

何氏は経済政策を担当し、習近平国家主席の懐刀として知られる。訪中団には日本企業幹部ら約90人が参加した。

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