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日本から台湾へ空輸のバク死ぬ 「ひでお」日台双方に悲しみ

産経ニュース / 2024年6月22日 17時33分

台湾メディアは22日、よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で飼育されていたマレーバクの「ひでお」(オス、2歳)が台湾への空輸中に死んだと伝えた。繁殖のために台北市立動物園に移される予定だった。

報道によると、21日夜、台北市立動物園のスタッフが空港に到着したひでおの輸送ケースを確認したところ、血痕が見つかり、呼吸が確認されなかった。22日未明にケースを開け、死んでいるのが確認された。死因は不明で、解剖して詳細を調べるという。

台北市立動物園側は「台日双方がとても悲しんでいる」と台湾メディアに語った。「マレーバクが空輸中に突然死したケースはおそらく初めてだろう」ともコメントしている。

よこはま動物園の資料によると、マレーバクは現存するバク4種のうち唯一アジアに生息しており、バクの仲間では最も体が大きいことで知られる。熱帯雨林の森の中で単独で生活し、泳ぎも巧み。生息地の破壊などで絶滅が懸念されている。(台北 西見由章)

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