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中国海警局も台湾周辺でパトロール、人民解放軍と歩調合わせ「台湾をコントロール」

産経ニュース / 2024年10月14日 13時43分

【北京=三塚聖平】中国で海上警備を担う中国海警局(海警)は14日、台湾の周辺を船隊がパトロールしたと発表した。中国人民解放軍が台湾の周辺を取り囲む形で同日実施した軍事演習に合わせた。

海警の劉徳軍(りゅう・とくぐん)報道官は談話で、パトロールについて「一つの中国」原則に基づいて台湾を「法に照らしてコントロールする実際の行動」だと強調している。パトロールは4つの編隊が台湾本島を一周する形で実施したという。また、台湾が実効支配する中国大陸に近い離島の馬祖島や東引島の周辺海域でも臨検などの訓練を行ったと発表した。

海警は、中国軍が5月に台湾周辺で行った軍事演習「連合利剣―2024A」の際にも歩調を合わせて訓練を行っている。海警は中央軍事委員会の指揮下にあり、装備、組織の両面で「第2海軍」化が進んでいる。

中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は14日に実施した今回の軍事演習を「連合利剣―2024B」と名付けており、5月の軍事演習に続く位置付けだ。5月の軍事演習は2日間にわたり行ったが、今回は終了時期について明言していない。14日のみで終了するのか、15日以降も続くのか注視される。

2022年8月にペロシ米下院議長(当時)が訪台した際に中国軍が台湾周辺で行った軍事演習は7日間にわたり続き、弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)にも着弾して地域の緊張が高まった。今回は、現時点で弾道ミサイルの発射など実弾を使った演習は確認されていない。

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