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中国外務省、被団協のノーベル平和賞受賞を称賛も批判もせず 「核廃絶は人類の共通利益」

産経ニュース / 2024年10月14日 17時58分

【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は14日の記者会見で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与決定について、「核兵器を全面的に禁止、廃絶し、核なき世界を構築することは全人類の共通利益に一致していると中国側は一貫して考えている」と述べた。被団協の受賞について称賛も批判もしなかった。

中国の主要メディアは、被団協の受賞決定を報じていない。これについて毛氏は「中国メディアは報道したい内容を自主的に選択できると思う」と述べるにとどめた。

中国外務省報道官は2022年8月の記者会見で、原爆投下に関して「原爆投下を語る際には、当時の特定の歴史的な背景を切り離してはならない」と主張し、「日本側は原爆投下について語るだけで、侵略の歴史に対する深い反省は少しも見られない」と批判していた。

近年、中国は核戦力を急拡大させている。被団協に関する批判を展開すれば、かえって中国に批判の矛先が向かうといった事態を警戒している可能性がある。

中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」では、日本に対し「戦争を起こした国がノーベル平和賞を獲得するとは…」といった批判的なコメントが目立つ。

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