台湾・基隆市長のリコール不成立 「民進党が関与」国民党、挙党態勢で支援
産経ニュース / 2024年10月13日 22時31分
【台北=西見由章】台湾北部・基隆市の謝国樑(しゃ・こくりょう)市長に対する解職請求(リコール)の投開票が13日、同市で実施された。反対票が賛成票を上回り、リコールは成立しなかった。謝氏が所属する最大野党、中国国民党は挙党態勢で謝氏を支援し、反対票を投じるよう訴えていた。
国民党側は市民団体が進めたリコール運動に関して、与党の民主進歩党が関与していると主張。謝氏のリコールが成立すれば今後、立法院(国会に相当)で第1党の座を占める国民党の立法委員(国会議員)を標的に民進党がリコール運動を連発し、立法院の勢力の逆転を図るとみて警戒していた。
自身もリコールにより2020年に高雄市長を罷免された国民党の韓国瑜(かん・こくゆ)立法院長らが基隆市に入り、謝氏への支援を呼び掛けた。
選挙管理当局によると、投票率は約50%。賛成票が6万9000票超、反対票は8万6000票超だった。
謝氏は22年11月の統一地方選で、2期8年にわたって基隆市長を務めた林右昌・民進党秘書長の後継候補を破り初当選。その後、市民団体が、謝氏の公約違反や不正疑惑を主張してリコールに向けた署名活動を行った。
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