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中国消費者物価5月は0・3%上昇 4カ月連続上昇も不動産不況による内需低迷が重しに

産経ニュース / 2024年6月12日 11時58分

【北京=三塚聖平】中国国家統計局が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0・3%上昇した。4カ月連続でプラスを維持したものの、上昇率は4月から変わらなかった。

中国政府は、2024年の消費者物価の上昇率を「3%前後」に設定している。ただ、長期化している不動産不況を背景に国内需要が低迷しており、物価が上がりにくい状況が続いているとみられる。

品目別にみると、自動車などは4・7%下落、スマートフォンなどの通信機器は2・5%下落で、耐久消費財はマイナス傾向から脱していない。中国人の食卓に欠かせない豚肉は4・6%上昇したものの、食品価格は2・0%下落だった。5月に労働節(メーデー)に伴う大型連休があったこともあり、旅行関連は4・2%の上昇だった。

変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0・6%上昇した。4月の上昇率は0・7%だった。

統計局が同時に発表した5月の工業品卸売物価指数(PPI)は前年同月比で1・4%低下した。1年8カ月連続のマイナスだったが、下落率は4月の2・5%から縮小した。

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