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中朝貿易が停滞、24年の貿易総額は5%減 国交樹立75年も盛り上がり欠く

産経ニュース / 2025年1月18日 18時30分

中朝国境を流れる鴨緑江。対岸は北朝鮮・新義州=2024年8月、中国遼寧省丹東(三塚聖平撮影)

【北京=三塚聖平】中国税関総署が18日発表した国・地域別の輸出入統計(ドル建て)によると、中国と北朝鮮の2024年の輸出と輸入を合わせた貿易総額は21億8038万ドル(約3390億円)で、23年と比べて5%減少した。伝統的な友好関係を誇る中朝両国は24年に国交樹立75年の節目を迎えたが、経済関係は停滞していたことが明らかとなった。

北朝鮮とロシアが軍事的に急接近したことを受け、中朝関係がぎくしゃくしたと指摘される。中朝は国交75年の24年を「友好の年」と定めたが、当初想定されたような大規模な記念行事などは確認されず、友好ムードは盛り上がりを欠いたもようだ。

中国から北朝鮮への輸出は24年に18億3303万ドルで、23年と比べて8・5%減。一方で輸入は3億4735億ドルで、23年比で約19%増だった。輸入品の品目別データを見ると、かつらやつけまつげが目立つ。中国から送った素材を労働力が安価な北朝鮮で加工し、中国に送り返しているとみられる。

北朝鮮にとって中国は最大の貿易相手国だが、中朝貿易は新型コロナウイルス禍を受けて停止状態となり、21年には貿易総額が3億ドル台にまで落ち込んだ。22年に陸路貿易が再開し、23年にはコロナ禍前の19年と比べて8割の水準にまで戻っていた。

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