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米中高官が戦略対話で数週間以内に首脳電話会談の計画を協議 王毅氏「衝突避けるべき」

産経ニュース / 2024年8月28日 22時15分

【北京=三塚聖平】中国メディアは28日、王毅共産党政治局員兼外相とサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が27、28両日に北京で戦略的対話を行ったと伝えた。両氏は「近い時期」に行う両国首脳間の交流について協議した。ロイター通信は28日、今後、数週間以内に米中首脳による電話会談を行う計画があるとする米側の情報を伝えた。

王氏は戦略対話で、米側に対し「両国は衝突、対立を避ける必要がある」と呼びかけた。そのうえで「中国の主権と領土保全や、中国の政治制度と発展の道を尊重しなければならない」と要求した。バイデン政権に対して対中圧力を強めないよう求めた形だ。

また、王氏は台湾問題に関して「必ず統一する」と改めて表明した。「『台湾独立』が台湾海峡の平和と安定にとって最大のリスクだ」と述べ、「台湾独立」派とみなす台湾の頼清徳政権を牽制した。米側に対しても「『台湾独立』を支持しないという約束を確実に行うべきだ」とクギを刺したほか、台湾への武器売却を停止するよう求めた。

南シナ海の領有権を巡ってフィリピンとの対立が続いていることに関し、米側に「フィリピンが権益侵犯を行うことを支持、放任してはならない」と要求した。

戦略対話では、ロシアが侵略を続けるウクライナのほか、中東、朝鮮半島などの問題についても意見交換を行った。王氏は、ウクライナ侵略を巡って米政府が行っている中国側に対する制裁を批判した。

サリバン氏の訪中は2021年のバイデン米政権発足後初めてで、国家安全保障問題担当の米大統領補佐官が訪中するのは8年ぶりとなった。

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