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「友好の初心堅持を」習近平氏が訪中のベトナム最高指導者と会談 共産党同士の関係強調

産経ニュース / 2024年8月19日 18時39分

【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席(中国共産党総書記)は19日、訪中しているベトナム最高指導者、トー・ラム国家主席(ベトナム共産党書記長)と北京の人民大会堂で会談した。中国外務省によると、習氏は会談で「現在の世界で政権を握る共産党として、両党は友好の初心を堅持し、両国の伝統的な友誼を続けなければならない」と述べ、共産党同士の結びつきを強調した。

ラム氏は、前任のグエン・フー・チョン氏の死去を受けて今月3日に党書記長に選出されたばかり。ラム氏が就任後初の外遊先として中国を選んだことについて、習氏は「両党、両国関係を高度に重視していることを示している」と評価した。そのうえで、ラム氏に対し「良好な仕事関係と個人的な友情を築きたい」と呼び掛けた。

中国とベトナムは南シナ海の領有権を巡って対立が長期化している。中国側によると、ラム氏は会談で「中国側と海上での相違を適切に管理してコントロールし、地域の平和・安定をともに守りたい」と表明した。中国側との対立が深刻化するのを避ける考えとみられる。

両首脳は経済協力の強化で一致し、協力文書の調印式にも出席した。金融やメディア、地方などでの協力に関するものとしている。

ラム氏は18~20日の日程で訪中。18日には中国南部の広東省広州で、「ベトナム建国の父」として知られるホー・チ・ミンと関わりのある場所などを訪れた。

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