台湾花蓮でＭ６・３地震 広域で震度４観測、余震続く

【台北＝西見由章】台湾の気象当局によると、東部・花蓮県沖で１６日午前７時３５分（日本時間同８時３５分）ごろ、マグニチュード（Ｍ）６・３の地震があった。花蓮県をはじめ広域で震度４を観測するなど台湾本島の全土と澎湖諸島などの離島で揺れた。さらに地震発生後の約１５分間で、付近を震源とするＭ４前後の地震が７回記録されるなど余震が続いている。

最初の地震の震源は深さ９・７キロ。震度４を観測したのは花蓮県のほか南東部の台東県、北東部の宜蘭県、中部の南投県と台中市、南部の嘉義県など。総統府のある台北市は震度２だった。台湾では１５日午後にも宜蘭県近海を震源とするＭ５・７の地震が発生し、同県で震度５弱を観測したばかり。

今年４月３日には花蓮県沖を震源とするＭ７・２の台湾東部沖地震が発生し、死者１８人、行方不明者３人を出した。