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「国家安全が中国式現代化の基礎」 中国共産党の重要会議「3中総会」閉幕

産経ニュース / 2024年7月18日 20時42分

【北京=三塚聖平】中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回総会(3中総会)が18日、閉幕した。西側諸国と異なる独自の発展モデルである「中国式現代化」の推進や、「さらなる改革の全面的深化」に関する決定を採択した。会議の概要を記したコミュニケを中国国営新華社通信が伝えた。

コミュニケは、2035年までに高水準の社会主義市場経済体制を全面建設することや、29年の建国80年までに会議で提起された「改革任務を完成させる」ことを表明。国家安全が中国式現代化の「重要な基礎」だと明記したほか、中国共産党の「指導レベルや長期執政能力を高める」ことに重点を置くとした。党の経済・社会への統制を強化するとみられる。

人事関連では、昨年7月に外相職を解かれた秦剛氏の党中央委員の辞職を認めた。李尚福前国防相や、ロケット軍の李玉超・前司令官の党籍剝奪処分を承認した。中国人民解放軍では汚職疑惑が伝えられており、コミュニケは「軍隊に対する党の絶対的な指導を堅持しなければならない」と強調した。軍や党内の引き締めが強まる見通しだ。

また、税・財政や金融の改革を深化させることや、不動産不況や地方政府の債務といった経済的なリスクを抑える方針を表明した。具体的な措置を今後打ち出すとみられる。

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