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中国、処理水「検査継続」 福島周辺「異常なし」確認も…「一つのステップに過ぎない」

産経ニュース / 2025年1月23日 21時57分

【北京=三塚聖平】中国国家原子力機構は23日、東京電力福島第1原発周辺で昨年10月に採取した海水を中国の研究機関が分析したところ、トリチウムなどの放射性物質濃度に異常は確認されなかったと発表した。今後も国際社会と共に検査を続けると表明した。

中国外務省の毛寧報道官は23日の記者会見で、日本産水産物の輸入再開には中国側が検査を続ける必要があると述べ、日本側には水産物の安全を保証する「有効な措置」を求めた。

毛氏は「排出に反対する中国の立場は変わらない」と強調。「核汚染水」の呼称も改めない意向を示した。今回実施された初の試料採取・分析は「一つのステップに過ぎない」とした上で、輸入を再開するかどうかの判断は「引き続き独立した形で行う試料採取とモニタリング(監視)による科学的データ」に基づくべきだと説明した。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)によると、具体的なデータは国際原子力機関(IAEA)が取りまとめた後に発表される予定。中国側は、規定に合致した日本産水産物の輸入を段階的に再開するとしている。

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