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李強首相「中国のEVは世界の供給を豊かにしている」 欧米の過剰生産懸念を否定

産経ニュース / 2024年6月25日 14時7分

【北京=三塚聖平】スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が主催する国際会議「夏季ダボス会議」が25日、中国東北部の遼寧省大連市で始まった。中国の李強首相が開幕式で演説し、中国の電気自動車(EV)について「中国の国内需要を満たしているだけでなく、全世界の供給を豊かにしている」と主張した。欧米各国が提起している過剰生産問題への懸念を否定した形だ。

李氏は演説で、EV、リチウムイオン電池、太陽電池などを挙げて、「世界のインフレ圧力を緩和し、気候変動対策に貢献している」と訴えた。中国側は過剰生産問題を米主導の対中圧力の一環と捉えて反発している。

一方で李氏は「中国は開放された非常に大きな市場だ」と述べ、ビジネス環境の改善を進める方針を表明した。中国経済の成長鈍化が続く中、海外からの投資を呼び掛けた。外資企業は昨年7月施行の改正反スパイ法など国家安全に関する法制度の不透明な運用を懸念し、対中投資意欲を減退させている。

中国経済について、李氏は「今年に入って回復傾向を保っている」と強調。2024年の国内総生産(GDP)実質成長率の政府目標「5%前後」の達成に自信を示した。

夏季ダボス会議は中国で開催しており、今回で15回目となる。今年は27日まで3日間の日程。開幕式にはポーランドのドゥダ大統領や、ベトナムのファム・ミン・チン首相が出席した。

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