北京に「ミャクミャク」が初登場 中国語では「脈脈」 大阪・関西万博をPR

15日、北京の「中国国際サービス貿易交易会」の会場で、2025年大阪・関西万博をPRするミャクミャクと金杉憲治・駐中国日本大使（三塚聖平撮影）

【北京＝三塚聖平】中国政府が主催し北京で開催中のサービス産業の展示会「中国国際サービス貿易交易会」で15日、2025年大阪・関西万博をPRするイベントが行われた。公式キャラクター「ミャクミャク」が北京に初登場し、万博の認知度向上に取り組んだ。

イベントは、日本貿易振興機構（ジェトロ）が企画した日本館のブースで行われた。来場者はミャクミャクと一緒に記念写真を撮影するなどしていた。ミャクミャクは中国語では「脈脈」と表記するが、発音は標準中国語で「マイマイ」になる。

金杉憲治駐中国大使は「万博を契機に、多くの中国の皆さまに日本の多様性とイノベーション力を見てもらいたい。日中両国の交流が促進されることを期待している」と呼び掛けた。

日本国際博覧会協会の担当者は「中国では2010年に上海万博が開かれたため万博に関する知名度が高い」と指摘。海外からの来場者拡大へ中国でのPRに力を入れる考えを示した。

展示会は12～16日に開かれている。ジェトロのブースには、回転ずし大手のスシローなど60の企業・団体が出展した。