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アサンジ被告保釈 ウィキリークス「世界規模の運動成果」、豪首相「拘束で得るものない」

産経ニュース / 2024年6月25日 18時35分

【ロンドン=黒瀬悦成】米主要メディアは24日、米国で機密暴露などの罪に問われ英国で収監されていた内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告(52)が米司法省との司法取引に合意したと伝えた。ウィキリークスは、被告が24日に英ロンドンの刑務所から保釈され、英国を出国したと発表した。

米メディアによると、アサンジ被告は機密暴露の罪1件について有罪を認めるのと引き換えに、米国での収監を免除される。

被告は、米自治領である北マリアナ諸島サイパン島の連邦地裁で26日に判決を言い渡された後、母国のオーストラリアに帰国するとみられている。

連邦地裁では禁錮5年を言い渡されるが、英国での収監期間を刑期に算入し身柄を釈放するとしている。被告は「身の危険」を理由に米国への移送を拒否しているため、サイパン島での言い渡しとなった。

アサンジ被告は2010~11年、米政府や米軍のデータベースに侵入し、イラク戦争などに関する大量の機密文書をウィキリークスを通じて公表した。

米司法省は、被告が機密を暴露したことで多数の人命を危険にさらしたなどとして18件の罪状で起訴。被告はロンドンのエクアドル大使館に約7年間かくまわれていたが、19年に英当局に逮捕、拘束された。最高裁は22年4月、被告の引き渡しを正式承認した。

ウィキリークスはX(旧ツイッター)への投稿で、被告の保釈は「(被告を支える)世界規模の運動の成果だ」と主張した。

被告の受け入れを表明していたオーストラリアのアルバニージー首相は、豪州政府が被告の釈放に向けて「あらゆる手段を講じてきた」とした上で「拘束を続けても得られるものはない」と強調した。

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